レッド・デッド・リデンプション2㉑ 最終回
転がるように生きた或る男の一生
チャンバラは最高、誉はある意味呪い
どうもです。BBAこと、まろKです。
ちんたらゴースト・オブ・ツシマをプレイしております。全然進まない。時間かかる。なぜなら私がステルス初心者だからである。どこから責めたらいいのか悩みまくって、物陰で長考してしまうのである。おそまつ。
とりあえず前半は終わったっぽいので、ここまでの感想をかいつまんでみたいと思います。
以下ネタバレあります。ゲームの内容を知りたくない方はご注意ください。
ふう。やっとこ金田城奪還したんですよ。
やっとこ北側のマップ開放。そして南側のマップにも新たに蒙古の拠点が出てきました。おそらくまだ前半が終わったとこっぽいです、ボリューム的に。
いやはやしかし。
チャンバラは楽しい。直前までレッド・デッド・リデンプション2(←操作感が重ーい)をやっていたせいもあって、なおさら操作が軽い。爽快。
ばしゅばしゅ切って、ごろんごろん転がって、受け流したり、反撃したり、弓でヘッドショットありーの、くないで先制攻撃ありーの。
攻守のバリエーションが豊富で、とにかく戦いが楽しいです。
操作感の点では唯一、馬が重い気がする。個人的には乗り心地イマイチ。私の場合、比較対象がRDR2オンリーなので信憑性はゼロですが。
物語については、正直今のところピンときてません。共感できる人物もほぼいないし。
そもそも物語に共感が必要かと言われれば、必ずしもそうではないとは思うのだけどね。
ちなみに現段階での印象を短くまとめると、こう。
囚われた志村殿と対馬の民を救うべく、武士道を捨てて隠密・暗具・何でもアリな、いわゆる冥人(くろうど)になった仁。
とにかく殺るっきゃねー、みたいな瞳孔開きっぱなしな感じが、ちょっと疲れる。終始シリアスなしゃべりはじわじわくるけど。しかし育ちの良い熱血漢って、なにげに敵多そうですよね。竜三しかり。
武士道を捨てた身分なのに、対人する時は武士を気取るのがBBA的にちょっとやーねーと思ってたのだけど、ゆなが「侍じゃないよ、冥人だよ」とか言って突然謎のネーミングセンス発揮した時に「いや、今はそれでいいけど、蒙古を一蹴したらその肩書きは足かせにしかならないのでは」みたいな発言をしてたんですよ、仁さん。
いくら救ってくれたとはいえ、その人が義も礼もない冥府の使いだったら仕えるの怖いもんね、民衆心理としては。だからこそ実際には冥人に落ちようとも、体裁だけは武士を保っていたいんだと思います。統べる者としての責務的な。
ようやく共感した。やっと仁さんに気持ちが乗ってきた。
しかし、この武士道ってやつにはどうもピンと来ない。というか、志村殿が呪文のように繰り返す「誉(ほまれ)」というのがよく分からない。
武士道って、義、勇、仁、礼、誠、名誉、忠義ですよね。7つの徳ってやつ。なんとなくしか分かってないけど。
でも志村殿の言う「誉」って、まさに名誉オンリーを意味しているのではなかろうかと。
武士道を1ミリも持ち合わせていない蒙古相手に「誉」オンリーを押し通すのって、大局的に見て「義」や「勇」をないがしろにしてる気がする。
なので結果「誉、誉うっせーよ」ってなる(←私が)。「武士道で言ったら犬死にはアウトでしょーが!」ってなる(←私が)。
なので、志村殿は誉に呪われた男だと思ってます。今のところ。
「押し通る!」とか言って突っ込んでって、ちょいちょいやられて「仁、来い!」とか言って蘇生頼んでくるの、「だから言ってんの!」って突っ込まざるをえない。まあ、そこは私のちんたら戦闘のせいでもあるのだけどね。
それとハーン。もう、こじらせおじさんだよね。
対馬を降伏させたところで、どれほど本土侵攻の助けになるのか謎だし、とっとと武力制圧すりゃいいのに、どうしても誉が冥府に落ちるのを見届けたいみたい。武士道に恨みでもあんのか。悪態ついて相手の愛情測る、こじらせボーイ/ガールみたい。おかげでうちの志村が誉に呪われちゃってさ。いい迷惑よ、ほんと。もう。
竜三はね、まあ、闇落ちして寝返るわけですが。
一応、仲間の食いぶち確保したいっていう大義を掲げてはいました。たぶんその時点では本心だったんだろうけど、でも心の奥ではいけすかなかったんだろうな、仁さんの事。分かる気がする。たぶんどっちも悪くない。あえて言うなら境遇のせいだよ。持つ者と持たざる者の決して埋まることのない溝。
ハーンに民を殺す選択を迫られた時、竜三は気づいてしまったはず。掲げた大義がごまかしだった事。もう後戻りできない事。良心を根こそぎ捨ててしまわないと、この先は生き地獄だって事。
竜三どうなるんだろう。恐らく修羅と化すんだろうけど、最後は安らかに逝ってほしいと思う。
というわけで、前半まとめはこの辺で。
後半も楽しみです。やっとこ仁さんに気持ち乗ってきたし、新たに典雄というゆるキャラも登場したし。
ほまれじじいがいつかギャフンと言わないかなーという邪な気持ちが盛り上がってきておりますが、それもサッカーパンチ(←制作会社)の狙いなんでしょうか。もろもろ楽しみ。
あ、あと日本語ローカライズが神すぎますね。日本が舞台だからかなり気合入れたんだとは思うけど、素晴らしすぎる出来だと思う。和歌とか、めちゃ好き。
願わくばもっと暗具使いこなして、さくさく拠点攻略したいぞー。
(つづく)