レッド・デッド・リデンプション2⑫
相変わらずよく分からない持ち物が増えてゆく
転がるように生きた或る男の一生
どうもです。BBAこと、まろKです。
さあさあさあさあ佳境ですぞ、レッドデッドリデンプション2。
最初に言っとくと、写真素材がほとんどありません。いや、もう、終盤からラストにかけて怒涛の展開だったもんで、没入しすぎて本気で写真撮るの忘れてました。あしからず。
以下ネタバレあります。ゲームの内容を知りたくない方はご注意ください。
ワピチ族の”鷲の飛翔”が荒ぶっております。若い衆を集めて軍に襲撃をかける計画なのだと。いやはや無謀すぎる。
しかしそれを焚きつけたのは誰あろうダッチ。クーズクズ。
まあ、“雨の到来”が和平交渉を進めていた大佐も無能感ダダ漏れで当てにならなかったけどね。あ、ただただ良い人だったモンローのエピソードに全然触れてなかった。まあいいか。
行くなと切願する”雨の到来”を振り切って馬を駆る”鷲の飛翔”とダッチギャング。
激戦。その最中ダッチが探すのは、ひたすら金の在り処。執務室で州の債券を発見するも、直後、アーサーが捕らえられそうになってしまう。
しかしそんなアーサーを横目にダッチがとった行動と言えば。こそっと退散。お、おまえ、おまえーーーーー
結局”鷲の飛翔”のおかげで難を逃れたものの、代わりに”鷲の飛翔”が撃たれてしまった。必死で”雨の到来”の元に連れ帰ったのだけど…守ってやれなくてすまない…。
ていうか盗んだ債券って、どうやってお金に変えるんだろうね。素朴な疑問。
それにしてもダッチよ…もはや羅刹。いつからそんな外道に成り下がってしまったのか。まあギャングに外道も内道も無いのだろうけど、でもしかし…。
怒りのような哀しみのような、えも言われぬ感情を胸にキャンプに戻ると。
くっきり派閥に分かれてる。JKか。
アーサー派はジョン、セイディ、チャールズ。
ダッチ派はマイカ。ややダッチ寄りなのがビルとハビア。分かりやすい。
で、きみら誰?
雇われギャングだそうな。
ふーん、そうなんだ。もうアーサーたちは当てにしないぞってことなんだー。ふーん。
んでこれから最後の大仕事、列車強盗に向かうからおまえらも来いと。
いやいや、もうええやないか。債券売ってかなりの大金手に入れたやないか。これ以上無駄に殺生したくないのよ。
そう訴えてみたけれど、羅刹と化したダッチが聞く耳を持つはずもなく。
せめて妻子あるジョンだけでも解放してやってくれ。俺にも主張がある!
って言ったら、静かにキレられた。
静かにキレてる時が1番キレてるパターン。あかん。道すがらイヤミまで言われるし。
で、結局強盗でドンパチ。その最中、ジョンが撃たれて列車から落ちてしまう。ジョーーーン‼︎
「ジョンはまかせろ!おまえは金を!」つってダッチとマイカが列車を離れたけど、まかせられる気が1mmもしない!でもしょうがない!今は遂行するしかない!やけくそのガトリン銃。
全然あたらねー!難しくないですかガトリング!リピーターに持ち替えたい!やけのやんぱちで撃ちまくる。
で、何とかお金ゲット。
その後ダッチ、マイカと合流したらやはりジョンはダメだったと。
その言葉を聞いた時のアーサーの背中が神がかってたんですよ、ほんと。すべてが報われなかった男の虚無感が、ひしひしと伝わってきたんですよ。肺腑に染みた。ほんと凄みがあった、あの背中。
キャンプに戻る途中、今度はアビゲイルがピンカートンに捕まったという知らせが。
もうここまできたらゲーム中断なんてムリ。
ジョンが死んでしまった今、危険を冒してまで救出に向かう価値はないという判断をしたダッチ。「ダッチ‼︎」アーサー悲痛の叫び。もう、終盤のアーサーの一挙一動が染みて染みて。
怒りというより哀しみだよね。深い深い悲哀。
人生のすべてを捧げた人が、我欲とプライドに飲まれるような柔な人間だったなんて。それを今このタイミングで知る事になるなんて。哀しいよ、そりゃあ。
こんな時頼りになるのは、うちのオシャレ番長セイディっきゃいない。
2人でアビゲイル奪還に向かいます。
突撃するセイディを灯台の上から援護するスタイル。これ苦手ー。
なんとかアビゲイル奪還成功。その際、ピンカートンのミルトンから驚くべき事実を知らされる。
内通者はモリーじゃなかった。やはり、やはりアイツか。
なんとなく今さらネタバレ伏せてみた。ググったらすぐ分かる事だけどさ。ていうかこの展開から簡単に予想つくと思うんだけど。なんとなく言わないでおきます。
アビゲイルとジャックはセイディに任せて、ダッチの元へ向かうアーサー。言うべき言葉は何ひとつ見つからない。だけどとにかく対峙しなきゃいけない。
しかし決裂。
そこへ死んだと思っていたジョンが‼︎
「ダッチ!俺を見殺しにしたな!」
よかったよーー生きてたよーーー
しかしやっぱりだよーー見殺しにされたんだと思ってたよーーー
一触即発。
そこへピンカートンが襲撃してきて、もうてんやわや。逃げるアーサーとジョン。
逃げて、逃げて、逃げて。
そしてアーサーは、ジョンの逃走を見届けた後、黒幕と戦い力尽きる。
終幕。
最後の最後は、もうボロ切れのようにくたびれて逝ってしまったアーサー。
何を思うか、ただそれを見下ろして、沈黙のまま立ち去るダッチ。
くやしくて、悲しくて、もう。
なんちゅう渋いシナリオなんだ、ロックスター・ゲームスよ。ゲームとしての爽快感よりも、ひとつの人生を語って、それをいかに追体験させるかってのをとことん追求したんだろうなと思う。志をビシバシ感じました。ありがとう。ほんと。感動した。いろんな角度から感激した。よかった。神。
アーサーの物語はこれで終わりだけど、その後エピローグがありました。操作キャラがジョンに変わる。これまた面白かった。
というか、そこでふと前作ってどんな話だったんだろうかとググってみたんですよ。衝撃。えっ。前作って時系列は今作の後の話なのっ。え、主人公はジョンだったの!あ、じゃあこのエピローグが前作のプロローグってことなの!しぶーーーしぶすぎーーーロックスター最高ーーー
次回、エピローグシナリオについてと、ゲーム全体の感想をまとめてみよう思います。また別途レビュー記事も書く予定です。
あー渋。あー感動。いやー神。
(つづく)